Fedora 10のTeX Liveで日本語TeX・・・その2
パッケージをインストールする以外、得に設定することは何もない。Fedora 8から比べれば実に優秀である。
1.インストール
以下のようにしてTeX関係をまとめてインストールする。
# yum install texlive* xdvik xdvipdfmx
# mktexlsr
次にビューワもインストールしておく。(PDF閲覧のためにAdobe Readerもインストールしておくといい)
# yum install gv gsview
これだけで日本語TeXできるようになる。
2.コンパイル、変換等
基本的にFedora 8のころと変わらない。
- コンパイル : platex ex) $ platex sample.tex
- 日本語DVIの表示 : pxdvi ex) $ pxdvi sample.dvi
- DVIからPSへの変換 : pdvips ex) $ pdvips sample.dvi > sample.ps
- DVIからPDFへの変換 : dvipdfmx ex) $ dvipdfmx sample.dvi
こんなに簡単なのに何故今まで出来ない出来ないと喚いていたのかというと、
"TeX LiveはUTF-8に対応している"
という誤解が原因。以前どこかで"TeXはUTF-8に対応するようになる"というような文面を見かけて、新しいTeXディストリビューションであるTeX Liveは当然UTF-8に対応しているのだろうと思っていた。しかし、実際には対応しておらず以前EUC-JPで編集する必要がある。
UTF-8で編集した後、nkfなどでEUC-JPに変換することになるだろうが、Emacs編集する場合、この作業の手間を省くことができる。
(modify-coding-system-alist 'file "\\.tex\\'" 'euc-jp)
これを.emacsに書いておけば.texファイルを新規作成するときに文字コードeuc-jpでEmacsを立ち上げることができる。
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