低スペックPCでLinux仮想マシンを使う(第1回)
VMwareを使って現行のLinux仮想マシンを動かすにはそれなりのマシンスペックを必要とする。私の実感としては、Intel CoreアーキテクチャのデュアルコアCPUと2GB以上のメインメモリを搭載したものが適していると思う。
仮想マシンを動かすにはそれなりのスペックを要求されるので、
「これに満たないスペックのPCでLinux仮想マシンを動かしたいけど無理だなぁ・・・」
と諦めてしまうことも多い。そこで、このようなPCでもストレスなく仮想マシンを動かせるように工夫してみることにした。簡単にいえば、Linux仮想マシンの使用するメモリを極力減らしてホスト側への負担を軽くするということである。具体的にはメモリ消費量の多いGUIをできるだけ使わずにCUIで操作し、仮想マシンを端末エミュレータのような感覚で使用することを考えている。
まず、想定するPCの環境は以下のようなものとする。
- Intel Coreアーキテクチャ以前のCPU(Pen4やPenMの世代)
- ホストOSはWindows XP
- メインメモリは1GB以下
- HDD(内蔵/外付け)、USBメモリ、SDカード等に10GB程度の空き容量がある
これは2005年ごろに販売されていたPCのスペックを想定したものである。メインメモリは1GB以下としているが、768MB〜1024MBが望ましい。これに満たない場合はメモリを増設してもらいたい。(この次期のDDR1メモリは現行のDDR2/DDR3に比べて高価だが、1GBまでの増設ならそれほど負担にはならないはず)
そして、仮想化するLinuxディストリビューションは「Fedora 10」もしくは「CentOS 5.3」とする。(別に何でもいいけど、このブログで扱うのはこの2つ)
次回は仮想マシンをインストールする。(VMware用仮想マシンのファイルはそのときダウンロードできるようにしておく)
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