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2009/09/08

coLinux on Windows Vista

2年前にWEB+DB vol.40の伊藤直也氏の記事を読んで以来、一度はcoLinuxを試してみようと思っていましたが、当時coLinuxの敷居が高く思えた(少なくともではない)ことや、VMwareのほうが魅力的だったこともあって、これまでスルーしてました。

ところが、最近になってVMwareに魅力を感じなくなってきて(PlayerのTools未収録化、ServerのWebコンソールの使いづらさなど)、WindowsとLinuxをよりシームレスに操作できる環境が欲しくなったので、coLinuxを試してみることにしました。

今回は、coLinux + Fedora 10 をWindows Vistaにインストールしてみようと思います。

[coLinuxのインストール]

http://www.colinux.org/snapshots/から最新の安定版をダウンロード。
現在の最新版は、stable-coLinux-20090415.exe(ver 0.7.4-rc2)。

インストーラを管理者として実行。途中の「Choose Components」では、

・Bridged Ethernet(WinPcap)
・Root Filesystem image Download

のチェックをはずす(Root FilesystemはDebianやGentooを選択する場合にチェック)。インストール先はデフォルトのまま。インストール途中に警告が出るが、インストールを選択して先に進む。

[Filesystem imageのインストール]

http://sourceforge.net/projects/colinux/files/から、好みのディストリビューションのイメージをダウンロードしてくる。ここではFedora10をインストールするので、Fedora-10-20090228.exeをダウンロードした。

上記のファイルを実行すると、destination folder(インストール先)を聞いてくるので、入力する。今回は、

C:\coFedora

としてインストールした(これには少し時間がかかる)。インストール完了後、C:\coFedora内を見てみると、start-Fedora-10.batというファイルがあるので、これを以下のように編集する。

cd "C:\Program Files\coLinux\"
colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=256 cobd0="C:/coFedora/Fedora-10.img" cobd1="C:/coFedora/swap.img" root=/dev/cobd0 eth0=tuntap ro

もしイメージをCドライブ以外にインストールした場合には、ファイル先頭に「C:」という行を追加しておく。

変更後、このバッチファイルを実行してcoLinuxを起動してみる。途中で以下のような警告が出る場合があるが、そのときは「ブロックを解除する」をクリックする。

Colinuxwarning1_2

coLinux上のFedora(以後、coFedora)が起ち上がると、コンソールにログインプロンプトが表示されるので、rootと入力してEnterを押すとログインできる。rootのパスワードはまだ設定されていない。

coLinuxが動作することが確認できたら、とりあえずシャットダウン。コマンドは

# shutdown -h now

シャットダウンが完了すると、コンソールに

System halted.

と表示されるので、コンソールの「File」メニュー内の「Quit」をクリックする。これでコンソールとコマンドプロンプトが終了する。

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