低スペックPCでLinux仮想マシンを使う(第2回)
今回は実際にLinux仮想マシンを作成する。
まずは、VMware Playerをインストールする。インストールが完了したら仮想マシンを作成する。仮想マシンのスペックは以下のようになっている。
- 割り当てメモリ:256MB
- 仮想HDD容量:8GB
- CD/DVD:ISOイメージを使用
- ネットワーク設定:NAT
- USBデバイス
- サウンドデバイス
作成する環境が無い場合は以下のリンクから仮想マシンファイルをダウンロードしてほしい。
ダウンロードが完了したら、任意の場所に解凍する。なお、ダウンロードした仮想マシンファイルを使用すると起動時に仮想マシンのデバイスが切断されるかもしれないが、その際にはVMware Playerのメニューからデバイスを再接続すれば問題ない。
次に、LinuxのインストールはISOイメージを用いて行うので、インストールするLinuxディストリビューションのインストールディスクのISOイメージをダウンロードしてくる。
Link:CentOS 5 i386 / Fedora 10 - Fedoraを入手
ISOイメージファイルをダウンロードしたら、仮想マシンのフォルダ内にある拡張子が「.vmx」のファイルをエディタで開き、40行目に
ide1:0.fileName = ""
とあるので、""の中に先ほどダウンロードしてきたISOイメージファイルのフルパスを以下のように記述する。
ide1:0.fileName = "E:\Linux_Dist_ISO\CentOS-5.2-i386-bin-DVD.iso"
記述したら変更を保存し、「.vmx」をダブルクリックして仮想マシンを起動させる。何も問題なければISOイメージからLinuxのインストーラが読み込まれるはずである。Linuxのインストールは以下のリンクを参考にしてほしい。
Link:インストール完全ガイド - ITpro CentOS 5.3 / Fedora 10
インストール時に注意することは、CUIをメインに使用するのでofficeやゲーム、メディアプレーヤーなどのGUIアプリケーションは極力インストールしないことである。(そういったことはホストOSであるWindowsにさせればよいのだから)
これでLinux仮想マシンを作成することができると思うが、第1回で想定したようなPCでは仮想マシンの動作が重く使い物にならないだろう。よって、次回から仮想マシンの動作を軽くしていこうと思う。
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